さて、前回お約束した見学会の報告です。
寒かった当日から何カ月もたち、今日は真夏日。すっかり遅くなりました。

3月9日、このところの暑さからは考えられない寒い頃でしたが
江戸川区で1997年から活動されている団体
「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ」=足温ネット

http://www.sokuon-net.org/index.html

の皆さんが作られた「市民立」太陽光発電所を見学し、お話を伺いました。

市民が集まって作ったので、「市民立」。「市立」ではない。
こちらを見学させていただいたのは、脱原発社会をめざす
自分たちとして、市民の人たちの力だけで再生可能エネルギー
で作った発電所というのを、一度ぜひ見たいと考えたからです。
しかも場所はご近所(お隣の区)でしたし。

この日、対応してくださったのは「足温ネット」代表理事の奈良さん、
副代表理事の山崎さん、理事の大河内さんのお三人でした。
メンバーは、私たち「原発いらない江東区のひとたち」だけでなく、
ほかのグループからも参加者があり、10人以上とにぎやか。

足温ネットで作られた発電所は2カ所ありますが、今回見せていただいたのは
大河内さんが住職をつとめていらっしゃる、「寿光院」というお寺に作ったもの。
こちらの屋根に太陽光パネルを設置し、効率よく太陽光を吸収できるよう、
お寺を屋根の角度を計算してから建て直しています。
あとで太陽光パネルの数も増やしたそう。
それに、東電に、売電もされているのです。
完成までの道のりや工夫を聞いて、しっかりした組織なのだなと
圧倒され、敬服するばかりでした。

こちらにその写真が紹介されています: 
 http://www.sokuon-net.org/powerstation037.html


まず目を引いたのは、お寺らしからぬ外観。
外観①(小)外観②(小)

大変斬新というか、かわいいというか、子どもも喜びそうな建物です。
地域の市民の人が集まりやすいようにし、色々な活動にも使ってほしい
という考えでデザインされたそうですが、たしかに人が興味をそそられて、
やってきそう。
私たちが見学中も、地元の人たちなのか、女性が何人かお寺のお庭に
自由に入ってきて花やお寺の建物の前で写真を撮り、楽しそうに
過ごしていました。
庭(小)仏塔(小)
お寺らしいものといえば、煉瓦で作ったインド風の仏塔(ストゥーパ)。
(お墓ももちろんありましたが)

中も、一見お寺とはわからない部屋。
屋内(小)

このお寺の住職さんも、足温ネットの重要なメンバーで、大変アイデア豊富な方でした。
お話が上手で楽しく、時間があればもっといろいろ伺いたかったものです。
他の中心メンバーの方たちも、丁寧に説明をしてくださいました。
行動方針の、「本当に苦しんでいる側に立つ」
「海も山も空も汚さず、命が尊重される社会」「楽しくやる」
といった言葉が良いです。 
            ↓ ↓
行動方針(小)

私たちの今後の活動でも、こういった楽しい企画(とはいっても完成まで
は、相当苦労されたでしょうね)を考え、実行したいなと思わされました。

足温ネットの皆さんと違い、経験もほとんどなく、知識不足ですから
身丈にあったものを見つけるといいですよ、とご提案いただきました。

報告自体は、一緒に参加された方が、なんとこの見学の当日に
立派なものを書いてくださっているので、ご覧ください:
http://www.hayariki.net/poli/sokuon.html


集合_境内で(小)
お寺の正面で。


では、またその他の活動のご報告をお楽しみに。
(できれば気長にお待ちください…(^^;))